フィリピン最後の秘境
フィリピン・パラワン島のスペシャル料理5選
フィリピンのパラワン島で食べることのできる知られざる料理・珍味を5種類紹介します。
変わった料理もありますが、パラワン島旅行のよい思い出になると思いますので、気になるものがあれば挑戦してみてください。
1. タミロック


タミロックは、マングローブの木の中から採れたフナクイムシのことです。
見た目は白いミミズのようでグロテスクですが、貝の仲間に分類され、牡蠣を濃くしたような味がします。一般的には、新鮮なうちにそのまま生で、ビネガー(酢)につけて食べます。
レッドホースというフィリピンのアルコール度数の強いビールとの相性がよく、精力が増すとも言われている珍味です。
取り扱っているレストランが限られているのと、時期や収穫量によっては市場に出回らないこともありますが、価格は一皿150~200ペソ前後と安価です。
2. クロコダイルシシグ


一般的なシシグは、細かく切った豚の内蔵などを含む部位をピリ辛に味付けし、鉄板皿で提供するフィリピン料理です。
クロコダイルシシグは、その名の通りクロコダイル(ワニ)の肉を使ったシシグです。
実はパラワン島の南部の一部地域では、世界的にも大きな5~6m級のクロコダイルがいることで有名です。その関係で、クロコダイルを保護したり、養殖しているクロコダイルファームという施設もあります。
シシグとして調理されたクロコダイルの肉には、臭みなどはありません。クロコダイルと言われなければ分からないような味ですので、機械があれば試してみるのも良いかと思います。
3. チャオロン


チャオロンは、独特の味のする麺料理です。パラワン島には、昔多くのベトナム人移民がいた時代があり、その名残でいくつかのベトナム料理がパラワン島のオリジナル料理として定着しました。
特にこのチャオロンは人気があり、多くの専門店を見かけることができます。ちなみに、このチャオロンのお供としてよく一緒に食べられているのは、フランスパン風のパンです。
チャオロンにもいろいろ種類がありますが、地元の人にとっては今や定番の料理ですので、価格も100ペソ程度と安価です。
4. カシューナッツ


パラワン島と言えばカシューナッツと言われるほど、実はパラワン島はカシューナッツの有名な産地です。
フィリピンで流通している99%のカシューナッツはパラワン島産とも言われています。ローストしたり揚げた製品が人気で、お土産屋としても最適です。
5. シベットコーヒー


シベットコーヒーは、ジャコウネコの排泄物から採取したコーヒー豆から作る珍しいコーヒーです。希少で価格が高いことでも知られています。
ジャコウネコは、美味しいコーヒーの実だけを好んで食べ、その一部は消化されず体内で熟成され排出されます。これを手作業で収穫したものが、このシベットコーヒーです。
インドネシアなどでも有名ですが、パラワン島中東部の山奥ではジャコウネコを放し飼いで管理しています。そのため、ゲージの中よりもストレスを感じることなく、より高品質で美味しいシベットコーヒーが採れると言われています。
提供しているカフェなどはほとんどありませんが、産地から直接仕入れたり、一部のお土産屋さんで販売されていたりします。
パラワン島のスペシャル料理や珍味などを紹介しました。旅行中にこれら全てに出会う機会があるかは分かりませんが、見かけた時はぜひ食べたり購入したりしてみてください。